--------------------- Liners町に出る1(占いの館) --------------------------


はじまり、はじまり〜。


ふぁあっ。今日はヒマだなあ。家にいてもアイツ等がうるさいだけだし、気晴らしに町に出てみるか。
都会の雑踏の中では声も聞こえないだろう。

(トボトボト歩いて行くと急に周りの声が聞こえなくなった。何故だろうと路地裏に入ると)
アレ?こんな路上で占いをやっている。「占いの館?」どこが?ココは単なる路上だよ。

一件5千円か。まあ当りさわりのないことを言っているのだろう。パス。パス。
通り過ぎようとしたその時。・・・ 「スクリプト」 ・・・ん? こ、この声はあの時の・・・
私は、ソノ占い師の前に座っていた。

<おや?珍しいお客さんだね。霊感の強い貴方が私に見てもらいたいとはね。>
(おばさんのような声。・・・禁句でした。)

最近、変な声が聞こえるんです。耳元でささやいていると言うか、怒鳴っているというか、しかもハッキリと。
<そりゃそうだろう。霊感が強いからね。>

何とかなりませんか?
<残念だが、持っているものを封じる事は私には出来ないよ。耳を聞こえなくするのと同じでね。>
そうですか。でも悪い霊なら不安で・・・

<私は占えても、悪魔払いは出来ないよ。>
(ハッキリ言うなこの人)

じゃあ。この先どうなるのか見てもらえますか? 悪い事が起きますか?
<では、この水晶に手を当てて。>
こ、こうですか?

<貴方に憑いているのは、天使だね。程度は低いが心配ないね少々うるさいが。>
やっぱし! (でも少しは見えているみたいこの人。)

悪魔って言うヤツもいるんですが、どうなんでしょう?
<それも心配ない。どの道この程度では大差がない。しかし・・・>
しかし?

<ソノ後にいるのは大物だよ。まだ貴方は気付いていない。その時が来ないとダメだね。>
そんな、厄介な霊がいるんですか?

<誤解してはならないのは、良い霊も多いと言う事だ。ソノ多くは人が作り上げた残留思念で時と共に薄れていく>
<しかし、貴方に憑いているのは別格で、次第に力が強くなる。こうゆうのは良いのが多いね。大切にする事だね。>
<きっと良い方向に導いてくれる>
はあぁ。(実際とのギャップを感じている)

「力が強くなる」とは? 私はどうすれば良いのでしょう?
<追加料金になるよ。>
い、良いです。お願いします。 (抜け目がないな!)

<力の源は実は人間で、霊やその他全てのものにエネルギーを与えている。それはプラスとマイナスの両方ある>
<貴方がプラスのエネルギーを与えれば、天使なら強く、悪魔ならソノ力は弱まる。>
プラスのエネルギー?

<平たく言うと愛情だが、生かそうとする強い想いだね。いい表現が見つからんがね。>
<それに、貴方はそれを受け入れる事だ。生かそうとする強い想いを放つものに悪魔は近づけない。>
(べったり急接近していると思うが・・・)

<それよりも、天使が導くヤツは神格級なので特に大切にしなさい。出てくるとは思えないがね。>
じゃあ心配ないわけですね。

<そうでだね。でも天使のいたずらには気をつけなさい。悪気がないだけに始末が悪いから>
はい。 (確かに。)

<本当の家・教会・館は自分の中にある。そうゆう意味で私は「占いの館」と言う名前にしている>
ありがとうごさいました。


(少し歩いて、?あれ?追加料金払うの忘れてた。ふと振り返ると「占いの館」がない。)


すみません。さっきまでココにあった「占いの館」は知りませんか?


「ここは前から何もないぜ!」


えっ??


おしまい。



提供は: 追加料金払わずに得した Linersでした。